「音量」とは?フォルテとピアノ、気持ちの出し方のちがい
うれしい・悔しいを大きく表に出す「フォルテ」と、抑えめに繊細に出す「ピアノ」。気持ちの量ではなく、出し方のちがいです。誤解されやすいポイントと、伝わりやすくするコツをまとめました。
音量は「気持ちの出し方」のものさし
音量は、心の中の気持ちを、どのくらいの大きさで外に出すかを見るものさしです。うれしいことがあるとすぐ顔や声に出る人を「フォルテ」、気持ちはあっても表には抑えめに出す人を「ピアノ」と呼んでいます。
大事なのは、ピアノの人が「感じていない」わけではない、ということです。音楽でピアノ(弱く)と書かれた部分にも、ちゃんと気持ちはこめられています。違うのは、感じる量ではなく、外に出すときの大きさです。
フォルテの人によくあること
顔に出やすいと、よく言われる。好きなものの話になると、つい熱く語ってしまう。納得がいかないことには、その場で反応してしまう。フォルテの人は、気持ちがまっすぐ伝わるので、周りの人は安心して付き合えます。
気をつけたいのは、強い気持ちのまま言葉にすると、自分が思っている以上に相手に強く届いてしまうことです。大事な話ほど、ひと呼吸おいてから話すと、熱さを保ったままきちんと伝わります。
ピアノの人によくあること
腹が立っても、その場ではなるべく平静を保つ。感動する場面でも、涙はめったに出ない。「何を考えているかわからない」と言われたことがある。ピアノの人は、落ち着いて見えるので、いざというときに頼りにされやすいです。
一方で、うれしい気持ちや感謝まで抑えてしまうと、相手には伝わりません。「うれしい」「ありがとう」だけは、少し大きめの音量で言ってみてください。それだけで、周りとの距離が変わります。
フォルテとピアノが一緒にいるとき
フォルテの人は、ピアノの人の反応が薄いと「つまらなかったのかな」と不安になりがちです。ピアノの人は、フォルテの人の強い言い方を「怒っている」と受け取りがちです。どちらも、相手の「音量」を自分の基準で読んでしまうことから起こるすれ違いです。
ピアノの人は小さな表情の変化に気持ちが出ているので、フォルテの人はそこに気づいてあげてください。フォルテの人の強い言い方は、たいてい悪気のない熱さです。ピアノの人は、言葉の強さより中身を受け取ってみてください。